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活用事例

活用事例

File_014 /WABI ○彌(わび)

2023.08.09

-大正15年に建てられた近代和風住宅を大津の隠れ家的な隠居部屋に-

古い長家が立ち並ぶ観音寺町の一角にひっそりと佇む「○彌(わび)」さん。外観は大正15年の竣工当時の姿のままで、のれんがなければ一見してお店とは分からないほどです。

コンセプトは「大津の隠居部屋」。元服飾デザイナーの清水香瑠さんが、親族から借りて改修し、2017年8月にオープンしました。

2階から琵琶湖を望められるように建てられた近代和風住宅の1階部分の2室をカフェとギャラリーとして運営中。2階は民泊として営業しています。清水さんは、お茶を再開したことがきっかけで日本文化のすばらしさを再発見し、その流れで空き町家の活用を思い立ったのだそう。お店を開くにあたって、勉強のため京都のゲストハウスまで自転車で通われていたというバイタリティあふれる方です。ランチタイムに訪問し、おいしいお食事をいただきながらお話を伺いました

モダンでお洒落な隠れ家

経費をなるべく抑えながら、建具を再利用しつつ内部をリノベーション。工務店さんが他の現場の改修で端材となった網代(あじろ)などの材料も随所に生かされています。1階のカフェに入ると、まず部屋の中央に大胆に配置された、掘りごたつ式の無垢板テーブルが目を引きます。人数は10人程度可能。他には押入れの襖を取り払って床の間風にリノベーションするなど趣向が凝らされており、外観とは打って変わってモダンな印象です。

隣の6畳のこぢんまりとしたお部屋はギャラリールームとして貸し出すほか、お茶席なども開けるようになっています。料理やお酒類を用いるイベントも相談に応じます。いろんな会合やイベント、ワークショップ、フリースペースとして利用可能できます。

こだわりのランチ&カフェ

一品一品、清水さん自らが調理されるランチは、おしゃれだけど気張りすぎず、家庭料理でもなく、料理人でもない狭間でデザインに通ずる間隔を追及しています。出来るだけ季節の野菜を使い、マクロビオティック的な要素も取り入れているとのこと。お値段も比較的リーズナブルです。

清水さんは、健康を維持しながら仕事し生活していくには「食が第一」だとの信念を持っており、素材の組み合わせを考えるのはデザインとも通じるところがあるといいます。

お店の印象を一言で表すと「親しみやすい隠れ家」。ちょっとおしゃれな親戚のお家に遊びに行くように、気の置けない仲間たちと一緒にまた訪れてみたいなと思いました。

File_014 / WABI ○彌(わび)

季節をめでながら、ゆったりまったりとした隠れ家で、ちょっとした食事・・・虫養いをお召し上がりいただけます

  • 定休日:日曜日・月曜日(5名以上でのご利用の場合、ご相談に応じます)
  • 営業時間:10:00〜17:30(5名以上でのご利用の場合、ご相談に応じます)
  • 住所:〒520-0032 滋賀県大津市観音寺11―1
  • URL:https://www.instagram.com/wabi_wabi_k/
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