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活用事例

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File_011 / 天衣無縫

2023.02.12

-エキゾチック風味のインテリアが煌めき、シックでモダンな雰囲気-

2018年秋、鍛冶屋町の京町通りに面して、自家焙煎珈琲と自家製ケーキの店「天衣無縫」がオープンしました。
小ぢんまりした店先に、テイクアウト用の小窓、版画彫りのアートな看板―おしゃれな佇まいに目を引かれて、道行く若い人たちが足を止めます。店に入ると若い店主、岡野勇太朗さんがカウンター越しに出迎えてくださいました。

お祖父さんの住んでおられた町家を自宅兼店舗として改修したというお店は、1階の天井を抜いて吹き抜けにした空間にエキゾチック風味のインテリアが煌めき、シックでモダンな雰囲気。

 

こだわりの高品質な豆を使ったコーヒーは、時間をかけて丁寧に淹れられ、アラベスク風の模様のきれいなグラスカップと、セットのおちょこに注がれて出てきました。どうして2種類?「温度によって味が変わるんです。冷めると酸味が出てくる、その違いも味わっていただきたいので」と岡野さん。少したって飲み比べてみると、確かに違う。でもどちらもそれぞれに美味しい。数種の手づくりの焼き菓子や自家製プリンも絶品です。

人脈を頼って低コストで開業を実現

岡野さんは大阪で育ち、大学卒業後に自家焙煎珈琲店「ヒロコーヒー」で働きながらコーヒーの勉強をされていたそう。大学時代の友人と一緒に店を立ち上げようと決め、3年ほど準備期間にあてたのち、18年5月から改修に取りかかりました。

改修期間は約4ヵ月。設計施工は、工務店を営む幼なじみに頼み、インテリアや食器類などデザイン面はすべて、一緒に店を立ち上げた友人が担当。店先の看板は知り合いのデザイナー・万紀子さんが手掛けるなど、身近な繋がりを頼って、コンパクトなコストで店が出来上がりました。
近隣の人たちも、子どもの頃よく遊びに来ていた岡野さんのことを覚えていて、開業を喜んでくれている様子。

自分らしく居心地の良い空間を

岡野さんが店づくりで大切にしていることは「自分たちが居心地よくいられる空間であること」。好きなものや気の合う仲間たちとともに、無理をせず、住まいながらなりわっていく。
「天衣無縫」とは、天女の羽衣がそのままで美しいという意味。そのナチュラルで肩の力が抜けた感じは、まさに今の時代らしいなと思えました。

今後は、コーヒーのテイクアウトをメインにしつつ、場所を貸し出してワークショップの開催や、アート作品などの展示などもやっていきたいとのことです。

File_011 / 天衣無縫

スペシャルティ珈琲専門店、珈琲のテイクアウトや販売をメインにしつつ、場所を貸し出してワークショップの開催や、アート作品などの展示も

  • 定休日:月曜日・火曜日(臨時営業や休業の場合は都度、instagramの投稿やストーリーズにてお知らせ)
  • 営業時間:12:00〜18:30(L.O.店内利用18:00、テイクアウト18:20)
  • 住所:〒520-0043 滋賀県大津市中央3丁目3―31
  • URL:https://www.instagram.com/ten_y_mu_hou.coffee/
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