–人々が自然体につどえる場 三井寺境外の「manma」–
北國海道を北に曲がり一筋目を長等神社前に、右に曲がると「三井寺南別所両願寺」「かたたげんべゑくびでら」の碑があり、その奥に目をやると、旧両願寺の建物を 利用して、2020年 2 月 22 日開店したmanma (まんま)。10台の駐車場があるのも魅力。
場とひとの出会いが生み出す 豊かな広がり
オーナーの西田 久美子さんは長年にわたり大津市で保育士として勤務。保育園の園長も勤めた経験から地域での子育てを核にして誰もが楽しく気楽に 集まれる居場所を作りたいという夢をあたためて、物件探しを 5 年位続けていました。一方、三井寺長吏(当時:執事長)福家俊彦さんは その7,8 年 前頃から、この建物は三井寺の境外寺で、土地も平地で間口も広いので、何か地域に役立てられないかと思っていました。
2019年、早期退職して物件探しをしていた西田さんが福家さんと知り合い自分の夢を話すと福家さんの考え方と方向が一致し意気投合。話は一気に加速してこのお店で、子育て支援 や世代を超えたつどいの場づくりを通して地域の輪を広げていく決意をし開店にこぎつけました。この建物は寺のお堂だった事から室内の間 取りも広く、疏水も近く、庭は樹木など四季折々の魅力にあふれます。
明るさが人を呼ぶ
店名のとおり、ふだん着のまんま人々が集まり自然体につどえるようにしたいと名付けた、開店の日の2020・2・22と“2”にこだわったのも「にんにんにこにこ」だからそう。赤ちゃんから年配の方まで、幅広い世代に向けてくつろげる場です。木の砂場、絵本、おもちゃなどもあり、畳の部屋(ゆっくりしたい。おむつ替え。授乳。個別でゆっくり話したい、など人と距離をとって柔軟に使える部屋)も用意されていて、いろいろ展開出来る可能性をもっています。
スタッフはみな保育士や看護師の資格を有し経験豊富で、子育て世代の方々に側面からサポートしていき、下支えになれ ば本望」と話します。保育士時代から、食は命の源 楽しく食べる“食”にこだわってきましたが、直接提供してさらにその大切さを感じています。カフェでは挽きたて豆のコーヒー、やスイーツ、ソフトクリームなどメニューも豊富に提供。他団体とのコラボにも積極的で、10種類のおばんざいランチは、イベントなどにも利用されていて人気です。駐車場が広いので車でやってくる子ども連れにも大変好評です。近所のおじちゃん おばちゃん 仕事場が近い人、習い事帰りなど常連が増え「見つけてくれはってありがとう!」。かつてお寺にあった人の集まり方ってこんなのかも。開店から丸3年manmaは今後、地域の人たちと共にどう育っていくのだろうかと楽しみな場所になっています。
File_015 / manma
父母が営むお魚屋さんで美味しい物を食べて育ち、姉に憧れ保育士となり大津市で30…年幸せな保育士生活❣️
そして今、つどい♡くつろぎ♡あそび cafe & space for everyone manma をオープン
- 定休日:月曜日・火曜日(日祝不定休)
- 営業時間:10:00〜17:00(予約で時間延長は可能)
- 住所:〒520-0034 滋賀県大津市三井寺町 11-5
- URL:https://www.instagram.com/manma_kumiko/