-街なかに子どもと一緒に気軽に遊びに行ける場所-

戸を開けると、明るいグリーン色の壁に囲まれた広々とした土間。子どもたちの遊ぶ声が聞こえ、何やら楽しそうな雰囲気です。

「おうさかこどもハウス」（逢坂2丁目1―26）は、「街なかに子どもと一緒に気軽に遊びに行ける場所がほしい」との思いで、2児の母・三好由里子さんが2018年6月に開設したフリースペース。

靴を脱ぎ、障子を開けて奥へ入ると、カラフルな家具に彩られた町家の中で遊ぶ子どもたちと、それを見守る親御さんたちの姿が。2階の2室それぞれでも、子どもたちがお気に入りの場所でのびのびと過ごしている様子です。

子どもたちと一緒にＤＩＹ

17年秋に開催された空き町家マッチング会で見つけた物件で、オーナーが「自由に改修していい」と貸して下さったのだそう。

翌年2月から改修に入り、壁・天井の塗り直しや玄関扉の取り替え、階段の架け替え、トイレの増設などを4ヵ月で完成させました。夏涼しく冬暖かいという土壁に加えて、床暖房も完備で快適に過ごせます。主な工事は工務店が施行しましたが、壁塗りや看板作り、棚作りなど、子どもたちと一緒にDIYした部分も多いそう。

手作りのおもちゃを置いたり、書いて遊べる黒板を取り付けたり、2階の一室は宿題、勉強の部屋にしたりなど、色々な年齢の子どもが楽しめるようになっています。